教員要覧

酒嶋恭平

酒嶋恭平 (サケシマキョウヘイ)

略歴

1990年 鳥取県生まれ
2013年 学士(歴史学)(京都府立大学)
2016年 修士(文学)(京都大学)
2019年 MSc(Ancient History)(University of Edinburgh)
2024年 PhD(Classics)(University of Edinburgh)

研究内容

専門は古代ギリシア史で、ヘレニズム期以降のギリシア・ポリスの諸文化や、ポリスとヘレニズム諸王やローマ皇帝との関係について興味を持っています。また、古代ギリシア・ローマ人の異民族観や文明観についても関心があります。現在の主たる研究テーマは、ヘレニズム・ローマ期におけるペルシア戦争の記憶です。

授業内容

文学部では古代ギリシア・ローマに関する授業を担当しています。演習・講義を問わず、史料に基づく歴史解釈の大切さを伝えられるよう工夫しています。また、普遍教育科目の西洋古典語の授業も担当します。

主要な所属学会

洛北史学会、日本西洋古典学会、西洋古典研究会

主要な研究業績

著書(共著)

  • ‘Kallippos (Callippus) of Eleusis’in The Encyclopedia of Ancient History, Wiley-Blackwell, 2022.
  • 「プルタルコス『英雄伝』にみえる恋情と感情の抑制」南川高志、井上文則編『生き方と感情の歴史学――古代ギリシア・ローマ世界の深層を求めて――』山川出版社、2021年。

論文

  • 「プルタルコス『アリステイデス伝』におけるプラタイアの位置付け」『西洋古典学研究』72、2025年。
  • 「ポティオス『図書総覧』におけるオリバシオスの医学書摘要――翻訳・注釈・解説――」『西洋古典研究会論集』30、2022年。(福島正幸との共著)
  • 「ポティオス『図書総覧』におけるテオポンポス『ピリッポス史』摘要――翻訳・注釈・解説――」『西洋古典研究会論集』29、2021年。(福島正幸との共著)
  • 「ディオドロス・シクロス『歴史叢書』におけるペルシア戦争 ――ヒメラの戦いに注目して―― 」『洛北史学』23、2021年。
  • 「古代ギリシア史研究におけるプロソポグラフィーの効用とその意義」『西洋古代史研究』18、2018年。
  • 「ヘレニズム期初頭における後継者-ポリス間の権力構造――アンティゴノス一世とデメトリオス一世の臣下に対する顕彰を中心に――」『史林』101(5)、2018年。
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