教員要覧

川合真木子

川合真木子 (カワイマキコ)

  • 歴史学コース
  • 図像情報史学専修
  • mkawai.arte@chiba-u.jp
  • 電話番号: 非公開
  • 研究者総覧researchmap: https://researchmap.jp/kawaim

略歴

2008年 東京学芸大学教育学部環境教育課程文化財科学専攻、卒業。
2011年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程、修了。
2017年 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程、修了。博士(美術)。
2020年 千葉大学大学院人文科学研究院、助教(現在に至る)。

研究内容

17世紀イタリア絵画史を専門としています。特にバロック時代の女性画家、アルテミジア・ジェンティレスキの作品研究を行うほか、最近はナポリと南イタリアの絵画の発展にも興味を持って研究に取り組んでいます。

授業内容

授業では、イメージをいかに読み解くかという問いを大切にし、美術史に関する理解を様々な手段で深めていきます。具体的な作品やイメージを扱い、様式論や図像学、図像解釈学といった伝統的手法に加え、視覚芸術を生み出す社会的背景に対する分析や、ジェンダーの視点からの考察も交えながら授業を展開します。

主要な所属学会

美術史学会、イメージ&ジェンダー研究会、ジェンダー史学会、地中海学会

主要な研究業績

著書(単著)

  • 『アルテミジア・ジェンティレスキ:女性画家の生きたナポリ』晃洋書房、2023年

論文・研究ノート

  • 「アルテミジア・ジェンティレスキ《ローマの慈愛》:図像源泉およびアクアヴィーヴァ・ダラゴーナ・コレクションにおける受容」『東京藝術大美術学部論叢』第16号、2020年、29-37頁
  • 「アルテミジア・ジェンティレスキとナポリのフィレンツェ人コミュニティの関係」『地中海学研究』41号、2018年、127-148頁
  • “Un’ ipotesi per la ricostruzione iconografica del coro del Duomo di Pozzuoli del XVII secolo”, PROCVLVS: Rivista trimestrale della Diocesi di Pozzuoli, nos. 3-4(anno 2014), 2017, pp. 229-256.
  • 「アルテミジア・ジェンティレスキ《コリスカとサテュロス》:図像源泉と制作背景」『Aspects of Problems in Western Art History』Vol. 13 (2015)、2016年、61-72頁
  • 「アルテミジア・ジェンティレスキ《バテシバの水浴》:7点の同主題作品の編年」『東京藝術大美術学部論叢』第12号、2016年、5-16頁
  • 「十七世紀におけるポッツォーリ大聖堂内陣装飾画の主題と配置に関する復元的考察」『美術史』第178冊、2015年、265-282頁
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