教員要覧

柳淳二

柳淳二　(ヤナギジュンジ)

略歴

1995年3月 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了
1999年9月 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学
1999年10月 千葉大学文学部 助手
2007年4月 千葉大学大学院人文科学研究院 助教

研究内容

知覚心理学を研究しています。特に運動視（ものの動きを見る機能）や立体視（ものの奥行きを見る機能）について、実験的手法を用いて人間の視覚機能の特徴を調べています。主にコンピュータ上にさまざまな画像を提示して実験参加者に観察してもらい、その見え方の傾向を調べることで、人間の視覚はどのような情報を活用し、どのような処理をしているのかを探っています。

主要な所属学会

日本心理学会、日本基礎心理学会、日本視覚学会

主要な研究業績

論文

  • Yanagi, J., & Ichikawa, M. (2017). Where and when did it bounce? Fechner Day 2017 Conference Proceedings, The 33rd Annual Meeting of the International Socieity for Psychophysics, 157-162.
  • Yanagi, J., & Ichikawa, M. (2016). Motion perception plays a role in the Anti-Gravity Lens illusion. 31st International Congress of Psychology, 51(S1), 1027.
  • Yanagi, J., & Ichikawa, M. (2014). Directional perception of briefly presented motion-defined motion. i-Perception, 5(4), 279.
  • Yanagi, J. (2001). Depth perception of superimposed gratings: The effects of spatio-temporal configuration. The Journal of Psychonomic Science, 21, 55-56.
  • 柳 淳二・佐藤 隆夫 (2000). 視差検出における空間周波数の相互作用. 基礎心理学研究, 19, 39-40.
  • 柳 淳二・佐藤 隆夫 (1999). 対象の運動速度の過大視・過小視. 基礎心理学研究, 18, 95-96.
  • 佐藤 隆夫・柳 淳二 (1998). 両眼立体視における過渡系と定常系の役割. Human Interface News & Report, 13, 257-264.
  • 柳 淳二・西田 眞也・佐藤 隆夫 (1994). 空間周波数の異なる運動間の相互作用. テレビジョン学会技術報告 (ITE Technical Report), 18, 7-12.

書籍

  • 2021年「有斐閣 現代心理学辞典」有斐閣（項目執筆）
  • 2012年「基礎心理学入門」培風館（分担執筆：第4章「高次知覚」）
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