髙田梓 (タカタアズサ)
- 国際言語文化学コース
- ヨーロッパ文化専修、超域文化専修
- takata.azusa@chiba-u.jp
- 電話番号: 非公開
- 研究者総覧researchmap: https://researchmap.jp/atakata
略歴
2012年 | 東京大学大学院人文社会系研究科独語独文学修士課程修了 |
---|---|
2015年 | DAAD(ドイツ学術交流会)長期研究留学奨学金により独エバーハルト・カール大学テュービンゲン留学(~2018年) |
2018年 | 東京大学大学院人文社会系研究科独語独文学博士課程単位取得退学 |
2021年 | 千葉大学大学院人文科学研究院 助教 |
2022年 | 博士(文学) |
研究内容
ドイツ語圏現代文学。スイス出身の現代作家クリスティアン・クラハトの作品を主な研究対象としている。最近では、再統一後のドイツ語圏文学における20世紀の記憶、また世代と歴史意識の相関関係を考察している。他に、18世紀や19世紀のドイツ教養小説研究。
担当授業は、現代文学作品を精読する「ドイツ文学演習」、代表的な古典作品を論じる「ドイツ文学史」、文学に限らず広くドイツ語圏の文化を扱う「ドイツ語圏文化論」など。
主要な所属学会
日本独文学会、日本独文学会ドイツ語教育部会、日本ヘルダー学会、ゲーテ自然科学の集い、スイス文学会
主要な研究業績
論文
- 「<東方への旅>と大衆ツーリズム―クリスティアン・クラハトの小説『1979』における時代転換と文明批判―」『ヘルダー研究』24号(2022), 85-108頁
- 「1990年代におけるオリエンタリズム:クリスティアン・クラハトのアジア旅行記『黄色の鉛筆』における西洋批判」『ドイツ文学』162号(2021), 214-228頁
- Kilimanjaro mit dem Schweizer Kreuz. Schweiz und Afrika in Christian Krachts Ich werde hier sein im Sonnenschein und im Schatten. In: Einheit in der Vielfalt? Germanistik zwischen Divergenz und Konvergenz. Asiatische Germanistentagung 2019 in Sapporo (2021), 510-517頁
- „Lob des Schattens“: Christian Krachts „japanische“ Ästhetik in Die Toten. 『ドイツ文学』157号 (2018), 139-154頁
- 「ヴィーラント『アガトン物語』からゲーテ『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』へ:『アガトン物語』における新しさ」『詩・言語』84号 (2018), 1-18頁
- 「クリスティアン・クラハト『ファーザーラント』における世代の表象:世代間抗争の主題と教養小説としての再考」『詩・言語』83号 (2017), 165-184頁
- Zwei DVD-Projekte in Japan. Studienvorbereitend und studienbegleitend. In: IDT(Internationale Deutschlehrer Tagung) 2013 Sammelband (2016), 255-274頁(宮谷尚実氏との共著)(執筆担当箇所:257-264頁)