秋葉剛史 (アキバタケシ)
- 行動科学コース
- 哲学専修
- takiba@chiba-u.jp
- 電話番号: 非公開
- 研究者総覧researchmap: https://researchmap.jp/read0149117/
略歴
2009年 | 日本学術振興会特別研究員DC |
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2011年 | 日本学術振興会特別研究員PD |
2012年 | 博士(哲学)、慶應義塾大学 |
2012-4年 | 埼玉大学、成城大学ほか非常勤講師 |
2015年 | 千葉大学文学部准教授(現在に至る) |
研究内容
現代英語圏の形而上学(なかでも性質論)に軸足をおきつつ、心、真理、道徳といったテーマについて考えています。
もう少し具体的には、次のような問いに特に関心があります: 性質は普遍者か個別者か、さまざまな心的性質をどのようなものとして理解すべきか、真理とはどのような性質なのか(そもそもそれはまともな性質なのか)、善や悪といった道徳的性質をどのようにして世界の中に位置づけるべきか(そもそもその種の性質は存在するのか)、等々。
またこれらの問いについて考える際、19‐20世紀ドイツ語圏における初期現象学派の洞察を活かすことを目指しています。
主要な所属学会
日本哲学会、日本倫理学会、日本科学哲学会、日本現象学会
主要な研究業績
著書
- 2014 『真理から存在へ:〈真にするもの〉の形而上学』、春秋社.(単著)
- 2014 『ワードマップ 現代形而上学』、新曜社.(鈴木生郎、倉田剛、谷川卓との共著)
論文
- 2015 「フッサールの性質構成論と性質の因果説」『フッサール研究』12: 87-106.
- 2012 「道徳的判断と動機付け:内在主義の批判的検討」『倫理学年報』61: 155-69.
- 2011 「Truthmaker原理はなぜ制限されるべきか」『科学哲学』44-2: 115-34.
- 2010 "Objection to Simons’ Nuclear Theory", Proceedings of The 22nd World Congress of Philosophy Vol. 17: 7-13.
- 2010 「後期ブレンターノの存在論:付帯者Akzidensの概念を中心に」『現象学年報』26: 73-81.
- 2010 「ブラッドリー的無限後退は事態の存在論にとって無害なのか」『哲学』61: 149-64.
- 2009 "On the Particular-Universal Distinction", in M. Okada, B. Smith (eds.), Interdisciplinary Ontology Vol. 2: 127-35.
訳書
- 2015 T・タフコ編著『アリストテレス的現代形而上学』、春秋社.(共訳)
- 2013 D・M・アームストロング『現代普遍論争入門』、春秋社