卒業生からのメッセージ

'12 国際言語文化学科(現:国際言語文化学コース) Oさん

'12 国際言語文化学科(現:国際言語文化学コース) Oさん,小売業に就職

卒業生からのメッセージ

 私は大学生活で様々な体験をしました。国際言語文化学科での勉強はもちろん、県内のテーマパークでのアルバイト、東日本大震災後には県内や福島県、宮城県でのボランティア活動、カナダとイギリスでの短期留学。これらの経験、そしてそこから学んだことが私の就職活動中のアピールポイントでもありました。

私には大学入学前から目標とする企業がありました。上記の経験も目標としている企業に求めてもらえるような人材へと成長するためにもと考え、自ら進んでやってきたことです。しかし、就職活動を始めて早々に第一志望の企業に落ちてしまったのです。とても悔しかったし、落ち込みました。そのときに改めて考えたのは「自分はその企業の何がそんなに好きなのだろう?自分はどういうことをして社会に貢献したいのだろう?」ということです。そして気付いたのは「自分は人に笑顔になってもらったり、やすらぎを感じてもらえたりするとうれしいし、それが好きなのだ」ということでした。そこから心機一転、気持ちを切り替えて、他の企業の選考にもより真剣に取り組むことができるようになりました。そして、内定を頂いたのは人々の豊かな生活に必要不可欠な総合小売企業ということで、この軸にマッチした企業に就職することができたと思います。

文学部って就職に不利なのでは?と考える人もいるかもしれませんが、就活では「どこの学部出身か」よりも「大学生活で何を一生懸命やってきたのか、そこから何を学んだのか」ということが重視されます。素材は何でもよいので、とにかく「一生懸命やった」ということが大切なのです。

だからと言って、この就職難の時代ですので、就活は決して簡単なものではありません。私は最終的に37社の選考に参加したのですが、最初の書類選考ですら通らなかった企業は何社もありました。選考では、書類、学力試験、個人面接の他にも、グループ面接やグループディスカッション、プレゼンテーションなど様々な角度から試されます。しかし、「大学生活でがんばったこと」、「そこから見えてきた自分の長所」をきちんと自分の言葉で伝えることができればどんな選考も怖くないと思います。

私の場合、最終的に夢は叶わなかったけれど、それまで目標に向けて努力してきたことは無駄にはならないし、それがあったからこそ今の会社にも内定を頂けたのだと思います。そしてその努力は社会人になってくじけそうになった時にも、前を向くことのできる自信になるだろうと思います。

これから千葉大学を受験しようとする皆さんにも「夢に向かって頑張ってほしい」というのが私からの願いです。そして、まだ夢が見つかっていないという人も、たくさんの人と出会い、様々な経験を積んでいく大学生活の中で自分なりの夢を見つけていってほしいと思います。それは就職活動する際だけでなく、その後の人生の希望となるはずだと私は信じています。皆さんのキャンパスライフが実りあるものとなるよう祈っています。

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