国際言語文化学コース|コース紹介

言語構造専修

言語構造専修
Linguistics

言語構造論は語学に強い関心があって、専門的に勉強しようという人に適しています。主として英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語を中心とした言語文化を学びます。言語を人間の創造した最高の文化と考え、その構造と運用のメカニズムをとらえようとします。本分野で学ぶ人は英・独・西・仏の言語を国際的なコミュニケーションの手段として使えるようその運用能力を高めるとともに、言語そのものを研究の対象としてみる眼を養っていただきたいと思います。

授業科目の例

言語コミュニケーション論

英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、日本語などによるコミュニケーションのあり方をさまざまな視点から考える。各教員が導入的講義と準専門的講義を英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、日本語のそれぞれの言語について行う。

英語史

英語ほどの変化を経験しながら共通語となっている言語も珍しい。その発達を知ることで、現代英語に対する理解が深まる。

英文法講義

単語を自由に並べて文になるわけではありません。文の構成について、 英語のネイティブスピーカーの頭の中にはどのような規則が収められているのかを考えます。

ドイツ語史

ヨーロッパの言語変化を概観したい人、英語史の補助科学を求めている人、言葉の歴史に関する漫談を希望する人、現代ドイツ語の理解を深めたい人のために。

スペイン語a,b

基礎スペイン語文法に関して、毎回、教科書のテーマに沿って自習したときに生じた疑問点や、必要と感じた補足説明を授業で教員にぶつける授業。質問のレベルによって授業の質が変わる。

卒業論文題目例

  • Negative Polarity Items in English
  • Affixation in English and Spanish
  • Two Types of “Partitive” Constructions
  • Restrictions on Passivization
  • トゥルバドゥール詩中におけるオック語の指示代名詞・指示形容詞の用法
  • スペイン語とイタリア語における再帰構文比較
  • 現代ドイツ語の心態詞について
  • 翻訳版『ハイキュー!!』におけるオノマトペの言語的・画像的役割

教員紹介

石井正人(ドイツ語史・ラテン語、歴史言語学)

石井正人ドイツ語・ラテン語を中心に歴史言語学、中世ヨーロッパ文学を専門に研究しています。古代・中世ヨーロッパ文学の相互影響や現代文化での受容にも関心があり、広く言語文化交流を研究しています。ライティングやプレゼンテーションの授業を担当しています。ラテン語と古典ギリシャ語はほんの一口でもいいから、きっとかじってみてください。

山口元(スペイン語、スペイン文学)

山口元現代スペイン文学、とりわけゴンサロ・トレンテ・バジェステルの作品の研究をしています。戯曲や小説を丹念に読み返しながら、その構造を明らかにしてゆくことによって、どこに暗喩としての表現が置かれているかを見つけ出し、その意味を掘り起こしてゆく作業をおこなっています。(ヨーロッパ文化専修も参照)
教員よりひとこと: 日本から眺めた景色だけでは、なぜか満足できない人は、飛躍のチャンスをむかえた人かも。

鎌田浩二(英語学、理論言語学)

鎌田浩二人間の言語の多様性(地球上に多数の言語が存在している現象)の問題に取り組みながら、「言語機能」と呼ばれる人間が生まれつき頭の中に持っている言語についての知識の解明を目指しています。また、言語がどのように変化していくのかという言語進化にも関心があります。
教員よりひとこと: ことばの不思議な世界を一緒に体験しましょう。

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