歴史学コース|コース紹介

4年間の学習スケジュール・特色ある授業

4年間の学習スケジュール

一年次

「人文科学入門I・II」という必修授業があります。学生がグループに分かれて、テキストを読んでディスカッションを行うのが、授業の流れです。年度末には、4,000字程度の入門レポートを提出します。

二年次

「史学方法論a・b」「歴史学基礎演習a・b」の二つの必修授業があります。
「史学方法論a・b」は、歴史学コースの教員によるオムニバス形式で、歴史学の歴史である史学史や、歴史学の基本的な方法論についての講義が行われます。
また、「歴史学基礎演習a・b」は、学生が年度末に提出するリサーチ論文(自ら設定したテーマについて調査・研究し、12,000字程度にまとめたもの)を作成するための準備を行う授業です。

三年次

11月頃に、学生が卒業論文の構想内容について報告を行う「卒業論文構想発表会」を実施します。歴史学コースの全ての教員が参加して行われます。

四年次

5月頃に、学生が卒業論文の進捗状況について報告を行う「卒業論文準備報告会」を実施します。歴史学コースの全ての教員が参加して行われます。
1月には卒業論文の提出、及び口頭試問があります。

特色ある授業の紹介

「アジア史基礎c」(磯貝真澄)

西アジア・中央アジアのイスラーム史の基礎を解説する講義です。歴史のみならず現代社会の理解にも重要なイスラーム初期史ですが、この授業は特にムスリムの支配層とユダヤ教徒やキリスト教徒という「マイノリティ」の関係を考察します。

「図像解釈学」(川合真木子)

ヨーロッパの絵画や彫刻に見られる様式や表現のルール、図像学的伝統、背景にある思想等を学び、具体的な作品を取り上げて分析する。制作状況や歴史的背景を考察し、ディスクリプションを交えて「イメージを読み解く」ことを実践する。

「記録史料演習」(檜皮瑞樹)

日本近世史を学ぶうえで不可欠な崩し字を読む演習です。「市中取締類集」という史料を読むことで、古文書を読解するスキルを身につけるだけでなく、史料読解を通じて近世都市社会やそこに生きた人々の生活、天保改革の内実を考察します。

取得可能な資格

  • 教員免許
    中学校教諭一種免許状(社会)
    高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
  • 学芸員資格
  • 司書資格
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