歴史学コース|コース紹介

所属教員の紹介

所属教員の紹介

阿部昭典(先史考古学)

私の専門は、先史考古学で、主に縄文時代の社会や信仰とその変化について研究をしています。東日本をフィールドに、授業の一環として、越後地域や南房総地域などで縄文遺跡の発掘調査をしています。先史考古学の面白さは、文字を持たないプリミィティヴな社会や文化、人の行動や思考を、モノの分析から解釈することであり、より人間の本質を知ることができるところだと思います。

磯貝真澄(中央ユーラシア近現代史)

中央ユーラシアとロシアの近現代史、特にロシアのムスリム社会の歴史を研究しています。正教を国教とする、しかし多宗教・多宗派のロシアにおける、イスラームの規範に基づく家族・社会生活の様相を解明する研究です。授業では、イスラーム初期史やオスマン帝国史の講義、あるいはムスリム地域からみたロシア史の考察なども行っています。

伊東久智(日本近代史)

専門は日本近代史で、特に日露戦後~昭和戦前期における若者を担い手とした政治・社会運動を研究しています。また、「運動史」研究へのジェンダー史の観点の導入という問題意識から、「男性史」研究にも取り組んでいます。教育面では、日本近現代史を対象とした概説的/テーマ史的な講義科目や、文献・史料講読を行う演習科目などを担当しています。

岩城高広(東南アジア史)

ビルマ(ミャンマー)の18~19世紀を対象に、王国期の中央政府と地方支配者との関係、植民統治政策にともなう社会変容、植民地社会における現地人官吏の位置づけなどをテーマとして、近世から近代にかけての歴史像を考えています。授業では、東南アジアの歴史や社会、日本との関係にかんする講義や文献を読む演習をおこなっています。

大峰真理(近世フランス史)

専門は近世フランスの国際商業史です。とくに、黒人奴隷取引に関与した貿易会社・海運業者・港湾都市実業界についての一次史料を調査し、それらを分析・考察して、商業活動の「現場」を理解できるように研究を進めています。授業では、ヨーロッパ・アメリカ史を対象とする概説的な講義科目、環大西洋地域の歴史に関する専門科目、そしてフランス語の文献を講読する演習科目を担当しています。

川合真木子(ヨーロッパ美術史)

イタリア美術史を専門としています。17世紀の女性画家アルテミジア・ジェンティレスキの作品研究や、ナポリ絵画の研究を行っています。イメージや作品の意味を読み解くことに加え、自画像や伝記などをジェンダーの観点から考察し、近世の女性芸術家の活動について考えています。ヨーロッパ美術史や図像解釈学の講義や演習などを担当しています。

栗田禎子(中東近現代史)

専門は中東の近現代史。特に19世紀~20世紀のエジプト、スーダンにおける社会変容や民衆運動の歴史を研究しているが、パレスチナ問題やイラク戦争など、現代中東の抱える問題にも目配りすることを心がけている。国際的な反帝国主義運動や非戦運動の歴史にも関心がある。現代史、アラビア語の授業も担当。

檜皮瑞樹(日本近世史、北方史)

19世紀を主に対象として、蝦夷地・アイヌ社会と日本列島の社会との関係について研究をしています。講義科目では、日本近世史(江戸時代)を中心に、村落社会や近世身分、「四つの口」に代表される東アジアとの対外関係を扱っています。演習科目では、日本近世の版本や古文書(崩し字)の輪読を行っています。

山田俊輔(考古学)

海民などの遊動的な人々と定住社会、国家との関係がどのようなものだったのか、考古資料を中心に様々な史資料も参照しながら研究しています。講義、演習、実習では、実際の遺跡や遺物を通じて人類史を考える視点や方法を習得することを目標にしています。

山田賢(中国近世史)

 

過去に在籍した教員

  • 池田 忍 日本美術史 2023年3月退職
  • 秋葉 淳 オスマン帝国史 2021年3月退職
  • 趙 景達 朝鮮近代史 2020年3月退職
  • 保坂高殿 西洋古代史 2020年3月退職
  • 引野亨輔 日本近世史 2019年3月退職
  • 三宅明正 日本現代史 2018年3月退職
  • 上村清雄 近世ヨーロッパ美術史 2017年10月逝去
  • 柳澤清一 日本考古学 2015年3月退職
  • 菅原憲二 日本近世史 2013年3月退職
  • 岡本東三 日本考古学 2012年3月退職
  • 佐藤博信 日本中世史 2012年3月退職
  • 安田 浩 日本近代史 2011年9月逝去
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