学生による文学部授業紹介

生物人類学演習(行動科学コース専門科目)

授業紹介:生物人類学演習

 この授業では生態=人と環境の相互作用の多様性について学んでいます。生態人類学の授業は、講義科目と演習科目の二つが開講されていて、連続して受講することでより深い知識を得ることができるようになっています。授業の中で大学構内での採集活動を三回にわたって体験しました。具体的に、採集活動では西千葉 キャンパス内に落ちているどんぐりなどを拾いました。また、今後の授業ではこのどんぐりの栄養価の計算、調理などをする予定です。このように、この授業は 興味を持って、実践的に取り組むことのできる授業内容となっています。「大学内での採集活動」という独特な授業内容が成立するのも、緑が豊富なキャンパスならではのことではないでしょうか。

  先生は、パプアニューギニアをフィールドに研究をしており、生態や栄養など、幅広く深い知識をもとに授業を行ってくださっています。「授業の評価については、より効率よく採集できた人にいい評価をあげますよ。」など、冗談も交えつつの楽しい授業で、また、採集活動の中で人と協力することもあるので、学年を超えた生徒同士の交流も生まれます。

  文化人類学専修で開講される授業は、他には性の人類学、医療人類学などの千葉大学の先生方の授業があり、それぞれの方面から人類学という分野を学ぶことができます。それに加え、毎年外部からの先生をお招きした授業が開講されており、わたしたちの好奇心を刺激するような面白い授業がたくさん用意されています。


授業での採集活動の様子

紹介者:矢内英明

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