千葉大学名誉教授(教育学部)宮本みち子氏講演会
2020/11/17 (火)
題目: 新型コロナ禍がもたらしたもの ~ 格差社会の今とこれから
講師: 宮本みち子氏 千葉/放送大学 名誉教授
主催:千葉大学ユーラシア言語文化論講座言語学研究会
講師: 宮本みち子氏 千葉/放送大学 名誉教授
講演要旨: 新型コロナウイルス襲撃前の“失われた20年”で、経済格差は拡大しそれまでの時代に確立した「結婚・持ち家・子育て」がセットになった標準生活(中流生活)を営むことができない人々が増加しました。このような時期に新型コロナウイルスが襲来したことによって、すでにさまざまな事情を抱えて不安定な生活状態にあった人々がまっさきに影響を被ったといえます。そこで講演では、2月以後に生じたくらしに関わるいくつかに社会事象を紹介し、その影響や意味を考えていきます。また、社会格差を是正する展望についてお話したいと思います。
講師の紹介:
宮本みち子氏
千葉大学・放送大学名誉教授
社会学博士
若者の成人期への移行に関する国際比較研究、生活困窮者・貧困問題、人口減少社会研究など、主に現代社会の諸問題に関心をもち研究に従事。最近は新型コロナウイルス禍で何が起こり社会がどう動いているのかを注視している。社会保障審議会委員、中央教育審議会委員、内閣府子どもの貧困対策検討会座長等を歴任。著書は、『若者が社会的弱者に転落する』(洋泉社)『若者が無縁化する』(筑摩書房)『すべての若者が生きられる未来を』(岩波書店)『下層化する女性たち』(勁草書房)『人口減少社会の構想』(放送大学教育振興会)ほか
主催:千葉大学ユーラシア言語文化論講座言語学研究会
- 11月2日版第9回千葉大学文学部講演会ポスター.docx (11月2日版第9回千葉大学文学部講演会ポスター.docx)
前の記事へ | 一覧へ | 次の記事へ |