千葉大学文学部からのお知らせ

平成27年度前期  文学部 学生・教員懇談会

2015/10/17 (土)

1.日時 平成27年6月18日(木)12時10分から12時50分まで

2.場所 法政経学部第一会議室

3.出席者
学生:23名
学部:山田学部長、米村評議員、池田学生委員長、木村学生委員、大原学生委員、鴻野学生委員、高留学生委員長、村岡留学生委員、レイメント留学生委員、阿部留学生委員、神戸教務委員長、上村総務委員、菅野学科長、栗田学科長、忽那学科長、三宅学科長
人文社会科学系事務部:菅野事務長、細谷グループリーダー、塚田専門職員、大島

I. 授業・カリキュラムについて

Q:来年度からターム制が導入されるが、詳細がわからず不安である。新制度では、科目の履修登録の取消期間等はどう変わるのか。また、もしも休学手続き、授業料の手続きの日程が現行のままだと、かえって留学しにくい状況になると思うが、どうなるのか。(史学科3年)

A:ご心配かと思うが、まだ具体的な実施方法については必ずしも全学的な指針が明示されていない。学部における導入方法の検討はこれからの課題である。全学の現段階での計画では、学費は4分割納入にはならないと聞いている。文学部では来年度、改組が行われるが、改組後は原則的に科目名を変更できないため、ターム制は始まるがただちにカリキュラム等に全面的な変更が生ずることはないと考えて良い。(学部長)

Q:国際日本学のセミナー・プロジェクト型の授業の認定が日本文化学科では行われていないので、実施してほしい。

A:来年度から実施する。(菅野、神戸)

Q:平安時代の文学に関心があって入学して来る学生も多いので、毎年授業を開講してほしい。(日本文化学科3年)

A:なるべく対応したいと思い、予算が与えられた時は非常勤講師の先生に依頼しているが、文学部全体の非常勤講師予算が減少しており、なかなかカバーできない。非常勤講師を多数雇用できない状況にあることを理解してほしいが、こちらでも学生の意見に耳を傾ける。(大原)

Q:学科の語学と普遍科目の語学の時間割が重なることがあるので、曜日と時間をずらして開講してほしい。(国際言語文化学科3年)

A:今の状況を調べて学科会議で対応し、来年度対応する。(三宅)
*同日に開催された学科会議で検討し、専任教員による授業の場合は来年度から改善することを決定した。

Q:卒業に必要な専門科目の単位数が多いと感じる。心理学専攻の場合も心理学の授業のみで卒業要件となる専門科目単位を取得するのが難しい。4年次に就職活動があることを考えると、2,3年生の間に心理学以外の単位(社会学等)も取得しなくてはならない。1年次に専門科目の単位を多く取得できるよう、専門科目がより多く開講されていると望ましい。(行動科学科3年)

A:2年間で卒業要件の専門科目の大部分は取得できるのではないか。また、自分の専門以外の分野も学べるように、あえて幅広い分野の科目を開講している。1年次は普遍科目や専門基礎科目、文学部共通科目を中心に多様な分野を学び、専門の講義科目は基本的には2年生になってから受講する形になる。他の講座の講義も受講して視野を広げながら、自分の所属する講座の科目を学んで欲しい。3年次では演習科目を受講することになる。最初は不安に感じるかもしれないが、1年目は様々な科目を学び、年度が上がるごとに専門性を高めていくというのが望ましい学習形態ではないかと思う。もっとも、近年、非常勤講師枠の減少に伴い、非常勤講師による授業が減っているのはなんとかしたいと思っているが、予算が削減されている。(木村)

Q:図書館司書の資格関係の授業は、2、3年生のうちに取得し終えるのが望ましいとされているが、専門の授業と時間帯が重なっており、4年目もいくつかの科目を受講することになる場合があるので調整してほしい。特に水曜3、4限の授業である。(行動科学科3年)

A:司書関係の授業の時間帯は、専門科目と重なりにくいように、専任教員による授業は1、5限に開講している。水曜日の非常勤講師の先生の授業については開講時間を変えることがすぐには難しいが、対応を検討する。(神戸)

Q:1年次に取得できる文学部共通科目が少ないと感じる。選択肢が限られているので、あまり自分が関心を持っていない科目も受講することになる。(行動科学科3年)

A:1年間に取得できる単位の上限制が始まり、とりわけ普遍科目を多く受講する1年生にとっては、文学部共通科目の選択の範囲は狭くないと思う。共通科目は視野を広げるための科目でもあり、必ずしも専門にこだわる必要はないので、受講可能な共通科目数は充分あるのではないか。(木村)

Q:生理学の授業が以前開講されていたと思うが、今後も開講してほしい。(行動科学科3年)

A:以前は、千葉大学の医学部の先生に亥鼻から西千葉キャンパスに来て授業をしていただいていたが、現在ではそうした形での開講が難しくなっている。非常勤講師を新たに雇用するには予算が必要なのですぐには難しい。生理学の授業は廃止せざるをえないかもしれないが、予算がある時に生理心理学の授業を開講できればと検討しているところである。幅広い授業を提供したいが予算的になんともしがたいというのが現状である。(木村)

II.図書館について

Q:ジャパンナレッジの利用者数(同時アクセス者数)を増やしてほしい。(日本文化学科3年)

A:最初は2名だったのを、学生の要望で少しずつ増やしてきたが、同時アクセス者を増やすにはかなり大きな予算が必要である。しかし大学に要望は出す。学生の方でも、利用時間帯をずらし、使い終わったらこまめにログアウトするなどの工夫も検討してほしい。なお、文学部でも図書館長と検討して、ログアウトなどの使用方法を利用者に周知するよう工夫する。(学部長、神戸、池田、大原)

Q:ジャパンナレッジは予約制にしたらどうか。(国際言語文化学科3年)

A:図書館にその提案を伝える。(池田)

III.設備・機器について

Q:各教室のホワイトボードのマーカーが薄いことがあるので、インクが出るマーカーを常備してほしい。また、使用済みマーカーに気づいた場合、どのゴミ箱に捨てれば良いか。(史学科3年)

A:事務が定期的に教室点検をしているが、インクが思いのほか早く蒸発するケースもあるので、教員が気をつけて交換するようにする。マーカーは学務、非常勤講師室にも設置している。使用済みマーカーは千葉市では可燃ゴミである。(学部長、学務)
*その後、教室のホワイトボードのマーカーについての意見を踏まえ、学務で教室点検を行った。使用済みのマーカーを処分すると共に、教員への周知用にボードに使用済みのマーカーを捨て欲しい旨、掲示をした。また、適量数以上の使用可能マーカーが教室に在る場合は、収納箱を設置した。

Q:マルチメディア講義室のマイクの調子が悪い。修理購入を検討してほしい。(史学科3年)

A:授業期間が終わったら点検に出すので、あと少しお待ちいただきたい。(学部長)

Q:人文社会科学総合研究棟のトイレ清掃を念入りに行なって欲しい。

A:会計担当と相談して対応する。(学部長)

Q:人文社会科学総合研究棟のエレベーターでは、閉じ込められた時の連絡先がエレベーターの外部に掲示されている。エレベーターの内部に掲示した方が良いのではないか。(日本文化学科3年)

A:対応する。(学部長)

Q:総合校舎A号館設置のパソコンとプリンターを使って学生は年間500枚まで無料で印刷できるが、A4サイズの用紙しかない。授業のレジュメ用にB4の用紙もあると良い。(史学科2年)

A:使用するB版の概数をメモでも良いので出していただけると、大学に要求を出しやすいので、後で提出して欲しい。(学部長)

Q:大学西側の通用門(運動場と小学校の間)が21時頃に施錠される。図書館の閉館時間には閉まっているので、22〜23時頃まで施錠しないでほしい。(史学科2年)

A:通用門付近は街灯も人通りもなく暗いので、できれば深夜はあまり使用してほしくない。23時に施錠するには、その時間帯に守衛の方を雇用しなくてはならないので予算との兼ね合いもある。(学部長)

Q:学内のインターネット通信(無線)の状況について、徐々に改善されているとは思うが、無線が入るエリアをより拡大してほしい。(国際言語文化学科3年)

A:数年前から要望を頂いているので、最近では法政経学部の2階でも無線を使えるように対応したが、予算との兼ね合いになるため、すぐに対応することは難しい。そうした要望があったということは、しっかり記憶しておく。(学部長)

Q:文学部のトイレで石けんが置かれていないところがある。予算があれば、タオルシートもあると良い。(行動科学科3年)

A:備え付けの器械にハンドソープを清掃業者が補充する形式を、予算の関係上、今年度から廃止した。ハンドソープを学部で購入して設置しているが、持っていかれてしまう。特に困っているトイレについて後で教えてほしい。(学務)

Q:教室に網戸を設置してほしい。

A:学生の要望を受けて一部の教室に網戸を設置したが、今後も予算がつけば網戸を増やしていく。(学部長)

IV.その他

Q:文学部1階の掲示板での掲示物の数が多く、すべてを把握するのに時間がかかる。全学生に通知するべき内容は大学の統合メールを使ってほしい。

A:文学部のウェブの通知版も参照してほしい。文学部履修案内の裏にQRコードを載せているので、すぐに読み取ることができる。掲示板の掲示についても、新着情報にはNEWというプレートを貼るなど改善しているが、今後いっそう工夫する。(学務)

Q:ライフセンター(生協)は、土曜日も夕方5時くらいまで営業してほしい。(史学科2年)

A:生協は大学とは別組織なので、生協に要望を出してほしい。皆さんも生協の加入者なので要望を出すことができる。なお、工学部の生協店舗は土曜も開いている。(学部長、学務)

その他、留学生委員長から、留学生からの要望として「行動科学科のGPAが他学科に比べて低いと感じており、奨学金取得に不利なので検討してほしい」、「卒業論文を書く最終年度に、半年で良いので日本語校正のためのチューターをつけてほしい」という意見が伝えられ、今後の検討課題とされた。

以上

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