学科 | 史学 | 授業コード | 科目の種別 | 専門 | |
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単位数 | 2 | 期別 | 後期 | ||
曜日・時限 | 集中 | ||||
授業科目 | 国際社会史 | ||||
授業科目 (英文名) |
International Social History | ||||
担当教員 | 秋山晋吾 | ||||
履修年次 | 2,3,4 | ||||
教室 | |||||
副題 | ルーマニア・ハンガリー関係史 | ||||
概要 | 中世から今日に至るハンガリー人とルーマニア人の関係の形成と変容を、トランシルヴァニアに注目して論じる。ただし、この講義は、ハンガリーとルーマニアの国家間の関係史を扱うのではなく、国制および社会構造と、人々の自己/他者認識との相互関係・変容を、政治史、思想史、社会史上の具体的なトピックに即して考察する。 |
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目的 | |||||
授業内容 | 主に以下のトピックをあつかう予定 ・トランシルヴァニアとトリアノン ・「ハンガリー建国」と「ダコ=ロマン」 ・中近世国家:ハンガリー・トランシルヴァニア・ワラキア・ モルドヴァ ・国制と社会構造 ・英雄たちの物語:聖イシュトヴァーン、マーチャーシュ王、 ヴラド串刺侯、ミハイ勇敢侯etc. ・身分制社会の問題:ナティオと民族 ・18世紀のドラマ:ルーマニア民族の「誕生」とセーケィ人の ハンガリー人化 ・事例研究:ふたつのボルベレク村 ・1848年革命のハンガリー人とルーマニア人 ・二重制期のトランシルヴァニアと民族政策 ・大ルーマニア主義とハンガリー化政策 ・戦間期のトランシルヴァニア問題:ルーマニア化と修正主義 ・第二次ウィーン裁定体制におけるトランシルヴァニア ・戦後と体制転換後 |
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履修要件 | |||||
教科書・参考書 | なし。 ただし、ハンガリー、ルーマニアとその周辺の通史について、最低限の知識をもっていることが好ましく、履修前に以下の概説書などを通読しておくことを薦める。 南塚信吾編『ドナウ・ヨーロッパ史』山川出版社、1999年 柴宣弘編『バルカン史』山川出版社、1998年 |
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評価方法・基準 | 出席および試験あるいはレポート | ||||
備考 | 集中(2006年2月9、10、13、14日) |