文学部シラバス 2013年度|シラバス

学科 史学 授業コード 科目の種別 専門
単位数 2 期別 後期
曜日・時限 集中    
授業科目 国際社会史
授業科目
(英文名)
International Social History
担当教員 秋山晋吾
履修年次 2,3,4
教室
副題 ルーマニア・ハンガリー関係史
概要 中世から今日に至るハンガリー人とルーマニア人の関係の形成と変容を、トランシルヴァニアに注目して論じる。ただし、この講義は、ハンガリーとルーマニアの国家間の関係史を扱うのではなく、国制および社会構造と、人々の自己/他者認識との相互関係・変容を、政治史、思想史、社会史上の具体的なトピックに即して考察する。
目的
授業内容 主に以下のトピックをあつかう予定

・トランシルヴァニアとトリアノン
・「ハンガリー建国」と「ダコ=ロマン」
・中近世国家:ハンガリー・トランシルヴァニア・ワラキア・
モルドヴァ
・国制と社会構造
・英雄たちの物語:聖イシュトヴァーン、マーチャーシュ王、
ヴラド串刺侯、ミハイ勇敢侯etc.
・身分制社会の問題:ナティオと民族
・18世紀のドラマ:ルーマニア民族の「誕生」とセーケィ人の
ハンガリー人化
・事例研究:ふたつのボルベレク村
・1848年革命のハンガリー人とルーマニア人
・二重制期のトランシルヴァニアと民族政策
・大ルーマニア主義とハンガリー化政策
・戦間期のトランシルヴァニア問題:ルーマニア化と修正主義
・第二次ウィーン裁定体制におけるトランシルヴァニア
・戦後と体制転換後
履修要件
教科書・参考書 なし。
ただし、ハンガリー、ルーマニアとその周辺の通史について、最低限の知識をもっていることが好ましく、履修前に以下の概説書などを通読しておくことを薦める。
南塚信吾編『ドナウ・ヨーロッパ史』山川出版社、1999年
柴宣弘編『バルカン史』山川出版社、1998年
評価方法・基準 出席および試験あるいはレポート
備考 集中(2006年2月9、10、13、14日)
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