文学部シラバス 2012年度|シラバス

学科 行動科 授業コード 科目の種別 専門
単位数 2 期別 後期
曜日・時限 集中    
授業科目 知識論講読
授業科目
(英文名)
Reading in Theory of Knowledge
担当教員 渡辺邦夫
履修年次 2,3,4
教室 未定
副題 プラトン『メノン』を起点としてみたプラトン『テアイテトス』の知識の哲学
概要 プラトン初期の『メノン』においてソクラテス的な徳の研究から西洋の「知識論の問題」が発生した経緯を追跡し、それが『テアイテトス』において「理解型知識」および「同一指定と能力の問題」に発展した経過を考える。
目的
授業内容 第一回:導入(プラトン哲学概説)
第二回:『メノン』解釈の諸問題
第三回:『メノン』の知の問題(1)徳の定義
第四回:『メノン』の知の問題(2)探究のパラドクス
第五回:『メノン』の知の問題(3)想起
第六回:『メノン』の知識とドクサ(1)仮説
第七回:『メノン』の知識とドクサ(2)行動と知
第八回:『メノン』の知識とドクサ(3)政治と学問
第九回:『テアイテトス』の知識(1)知恵と知識
第十回:『テアイテトス』の知識(2)相対主義
第十一回:『テアイテトス』の知識(3)理解と政治
第十二回:『テアイテトス』の知識(4)真偽と知
第十三回:『テアイテトス』の知識(5)説明
第十四回:人間的自然本性論としてのプラトン的知識論
第十五回:アリストテレスの知識
(なお、十五回上記は、進み方の目安である)
履修要件 特になし。
教科書・参考書 プラトン『メノン』光文社古典新訳文庫。プラトン『テアイテトス』ちくま学芸文庫も使用するが、こちらは現在入手困難なので、プリント配布の予定。
評価方法・基準 レポートによる評価を行う。
備考 プラトンは)対話形式で哲学的思考を展開していくというスタイルをとった。この授業でも、適宜質疑に時間を割くので、みなさんからいろいろと質問を出していただきたい。また、細かな点でもいいし大きな点でもいいが反論していただけるなら、授業は成功であったことになると思う。
教職:中学(社会)・高校(公民)選択科目
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