学科 | 日本文化 | 授業コード | 科目の種別 | 専門 | |
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単位数 | 2 | 期別 | 前期 | ||
曜日・時限 | 月2 | ||||
授業科目 | 日本文法論 | ||||
授業科目 (英文名) |
Japanese Grammar a | ||||
担当教員 | 岡部嘉幸 | ||||
履修年次 | 2,3,4 | ||||
教室 | 102講義室 | ||||
副題 | 橋本文法・時枝文法・山田文法の文法観 | ||||
概要 | この講義では、いわゆる三大文法と呼ばれる橋本文法、時枝文法、山田文法について、主に、どのような品詞分類を行うのか、および、文をどのようなものとして捉えるのかという観点から、それぞれの特徴を概観するとともに、それぞれの文法学者がもつ文法観がどのようなものか、その文法観が現在の文法研究にどのような影響を与えているかについて考える。 | ||||
目的 | |||||
授業内容 | 戦前期の日本文法研究のうち、独創性が高く、学問的にも重要な学説は、提唱者の名前を冠し「○○文法」と呼ばれる。その中でも橋本進吉が提唱した「橋本文法」、時枝誠記が提唱した「時枝文法」、山田孝雄が提唱した「山田文法」は、その影響力の大きさから「三大文法」と呼ばれている。この講義では、橋本文法、時枝文法、山田文法について、主に、どのような品詞分類を行うのか、および、文をどのようなものとして捉えるのかという観点から、それぞれの特徴を概観するとともに、それぞれの文法学者がもつ文法観がどのようなものか、その文法観が現在の文法研究にどのような影響を与えているかについても考える。 具体的な授業計画は以下のとおり。 第1回 ガイダンス 第2回 橋本文法とは 第3回 橋本文法における品詞分類 第4回 橋本文法における文構造観 第5回 橋本文法と学校文法 第6回 時枝文法とは 第7回 時枝文法における品詞分類 第8回 時枝文法における文構造観 第9回 現在のモダリティ論との関係 第10回 山田文法とは 第11回 山田文法における品詞分類 第12回 山田文法における文構造観(その1) 第13回 山田文法における文構造観(その2) 第14回 現在のモダリティ論・主語論との還啓 第15回 授業のまとめと内容理解度の確認 なお、授業計画はあくまでも予定であって、受講者の理解度や興味によって計画を変更することがあるので、ご了承いただきたい。 |
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履修要件 | |||||
教科書・参考書 | 特になし。必要に応じて、プリントを配布する。 参考文献は授業中に指示する。 |
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評価方法・基準 | 授業参加度(20%)、授業内容理解度(80%)により、総合的に評価する。 | ||||
備考 | 受講者は、講義プリントや授業中に指示した参考文献を用いて、授業内容の予習と復習を行うことが求められる。 教職:中学(国語)・高校(国語)選択科目 |