学科 | 行動科 | 授業コード | 科目の種別 | 専門 | |
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単位数 | 2 | 期別 | 前期 | ||
曜日・時限 | 月2 | ||||
授業科目 | 古代中世哲学演習 | ||||
授業科目 (英文名) |
seminar in ancient and medieval philosophy | ||||
担当教員 | 和泉ちえ | ||||
履修年次 | 2,3,4 | ||||
教室 | 共演3 | ||||
副題 | プラトン『国家』とその周辺 | ||||
概要 | 個人の生き方と国家のあり方を巡る諸問題について、一つの大きな見取り図を提示するプラトン『国家』原典を正確に読解し、正義という概念の本質規定に教育制度や政治体制そして宇宙論を巡る議論が如何に関連し合うのか、その内容と構造を総合的に理解する。また、当時のアテナイの政治状況に関する古典文献および関連研究論文も合わせて検討する。 |
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目的 | プラトン『国家』を正確に読解・解釈し、それぞれのテーマに応じて議論を展開できる基本的見識を身につける。 | ||||
授業内容 | プラトン『国家』全篇を発表分担を決めて講読し議論する。 前期は、第一巻から第五巻およびその関連文献を取り扱う。 1. 正義を巡る諸説検討 2. 文芸論 3. 国家の正義について 4. 魂の三区分説と個人の正義について 5. 父祖伝来の慣習からの解放 6. 存在ー認識論の構図・線分の比喩 7. 魂の向け変え・洞窟の比喩 8. 政治形態分析 9. 正しい生と不正な生 10.感情論と宇宙論 |
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履修要件 | 特になし。 | ||||
教科書・参考書 | Burnet,O.C.T. Platonis Opera, vol.IV.(関連箇所をコピー配布) 藤澤令夫訳プラトン『国家』(岩波文庫で上下。又はプラトン全集第11巻) 参考文献は授業時に随時紹介。 |
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評価方法・基準 | 授業への参加とレポート | ||||
備考 |