文学部シラバス 2005年度|シラバス

学科 国際言語文化 授業コード 科目の種別 専門
単位数 2 期別 前期
曜日・時限 火5    
授業科目 映像表現論
授業科目
(英文名)
Visual Arts
担当教員 鴻野わか菜
履修年次 2,3,4
教室 社文研マルチメディア講義室
副題 映画・戦争・歴史
概要 ロシア、ソ連の戦争映画を中心に、①映画における戦争の表象、②大衆映画と社会の関係、③原作と映像、④SFと映画、⑤ロシア、ヨーロッパのナショナリズム、⑥メディアが若者へ与える影響、⑦歴史の記憶の問題、⑧コロニアル文学と映画などについて学び、映画研究の方法論を身につけます。
★授業は隔週で、4,5限連続して行います。
目的
授業内容 ロシア、ソ連の戦争映画を中心に、①映画における戦争の表象、②大衆映画と社会の関係、③原作と映像、④SFと映画、⑤ロシア、ヨーロッパのナショナリズム、⑥メディアが若者へ与える影響、⑦歴史の記憶の問題、⑧コロニアル文学と映画などについて学び、映画研究の方法論を身につけます。
★授業は隔週で、4,5限連続して行います。
 
1 オリエンテーション+ロシア映画概論 (4月19日)

2 チェチェン戦争と映画 (4月26日, 5月17日)
チェチェン戦争をテーマとした対照的な2作品《コーカサスの虜》(セルゲイ・ボドロフ監督、カザフスタン/ロシア、1997年、95分)、《チェチェン・ウォー》(アレクセイ・バラバーノフ監督、ロシア、2002年、99分)を扱い、①ロシア情勢の概論、②コーカサス地方の歴史と文化、③ロシアのコロニアル文学と映画、④戦争報道における外国メディアの役割、⑤映画における「引用」の手法、⑥大衆映画と社会の関係について学びます。

3 戦争・民族・歴史 (5月31日, 6月14日)
チェチェン戦争時代に作られた映画《ロシアン・ブラザー》(アレクセイ・バラバーノフ監督、ロシア、1997年、99分)を題材にして、①ロシア、ヨーロッパのナショナリズム、②メディアが若者へ与える影響、③映画における民族の表象について考えます。また冷戦の終結とベルリンの壁崩壊を描いた《グッバイ、レーニン!》(ヴォルフガング・ベッカー監督、2003年、ドイツ、121分)を題材に、第二次世界大戦後の歴史と民族の問題について考えます。

4 第二次世界大戦と映画、戦争のメタファー・未来の戦争(6月28日, 7月12日)
アンドレイ・タルコフスキーの映画2作を取り上げます。1回目の授業で《僕の村は戦場だった》(1962年、ソ連、94分)を題材に、①タルコフスキーについて概説的に学び、②映画における戦時中の子供の表象について学びます。2回目の授業では《ストーカー》(1979年、ソ連、163分)を題材に、①SFとf画、②原作と映像、③映画において戦争がいかに隠喩として語られているか、④歴史の記憶の問題について考えます。
7月12日にレポートを提出して下さい。

5 今学期のまとめ+レポート返却 (7月19日)
今学期のまとめ+7月12日に提出したレポートを添削して返却します。

7月26日 予備日
履修要件 特にありません
教科書・参考書 授業中にプリントを配布します。
評価方法・基準 出席+授業中のコメントカード40%、レポート60%
備考 ★授業は隔週で、4,5限連続して行います。
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