文学部シラバス 2005年度|シラバス

学科 日本文化 授業コード 科目の種別 専門
単位数 2 期別 前期
曜日・時限 水4    
授業科目 日本語教育方法論
授業科目
(英文名)
Methods in Teaching Japanese as a Second/Foreign Language Seminar a
担当教員 村岡英裕
履修年次 2,3,4
教室 演23
副題 日本語教育学概論-アプローチ、習得、学習
概要 日本語教育学のイントロダクションにあたる本講では、教授者および学習者という主要な教育過程の参加者に焦点をあて、教育方法はもとより、学習者言語の特徴、日本語学習プロセスをとりあげて、考察する。
目的
授業内容 前期では、日本語教育の概要を紹介する。まず、日本語教育と日本語教育学の関係、その社会的文脈について述べ、その後、教授者からみた日本語教育のアプローチを紹介する。直説法からオーディオリンガル法、そしてコミュニカティブ・アプローチを発端とするポスト・オーディオリンガルなアプローチについて、その特徴と課題を取り上げて論じる。さらに学習者言語、学習過程についての最近の研究を紹介し、最後に学習者概念を含めた日本語教育のアプローチの可能性を追求する。予定しているトピックは以下の通り。

1. 日本語教育と日本語教育学
2. 言語能力・社会言語能力・社会文化能力
3. 日本語と文脈
4. 文脈と教授法:オーラルアプローチ
5. 日本語の言語構造
6. 言語構造と教授法:オーディ・オリンガル・アプローチ
7. 言語機能の重要さ
8. 言語機能と教授法:ノーショナル・ファンクショナル・アプローチ
9. 中間言語か転移か
10. 第2言語習得論と教授法:ポスト・オーディオリンガル・アプローチ(PAL)
11. 学習者中心主義:コミュニカティブ・アプローチ
12. 学習管理:インターアクション・アプローチ
13. カリキュラム・デベロップメント
14. 日本語教育と評価
履修要件 とくになし。積極的に発言することが求められる。
教科書・参考書 教科書:とくになし。
参考書:田中望『日本語教育の方法』(大修館)、野田尚史ほか『日本語学習者の文法習得』(くろしお出版)、 J.V.ネウストプニー『新しい日本語教育のために』(大修館)
評価方法・基準 授業参加20%、宿題30%、レポート50%
備考
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