教員要覧

岡部嘉幸

岡部嘉幸 (オカベヨシユキ)

  • 日本・ユーラシア文化コース
  • 日本言語文化論専修
  • yokabe@faculty.chiba-u.jp
  • 電話番号: 非公開

略歴

1969年11月 生まれ
1997年 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(日本語日本文学専門分野)中途退学 文学修士

研究内容

日本語の文法を研究しています。なかでも、助動詞および助動詞相当句の意味と用法、形式相互間の関係を分析する(たとえば、「外では雨が降っているヨウダ」「外では雨が降っているラシイ」というときのヨウダ・ラシイの表す意味はどう違うのかを、ことばを用いて合理的に説明するというようなこと)を通じて、日本語における助動詞の体系を描き出すことに関心があります。現在は、現代語および現代語の出自の一つである近世後期江戸語の助動詞体系の記述を目指しています。また、最近は、あることば(文法形式)の意味や機能が、江戸語から現代語に至るまでにどのように変化したのか、またその変化の動因は何かということにも強い関心をもって研究を進めています。

担当授業

講義科目では「現代日本語論」「日本文法論」「日本語学概説」、演習科目では「現代日本語演習」「日本文法演習」などを開講して、現代日本語の文法を中心に授業を行っています。また、日本文化学科で開設している入門科目、全学の学生を対象とした普遍教育(一般教育)でも授業を担当しています。

講義科目では、日本語の文法に関する固定観念や先入観を打ち破り、思いがけない事実を発見できるような授業を、演習では、日本語の文法について学生自らが自分の頭で考えることができるような授業を心がけています。中学、高校時代の(おそらく)暗記中心だった退屈な「文法」の向こう側にある、自分の頭で考える「文法」の世界を学生の皆さんが体験できるよう、一生懸命お手伝いしたいと思っています。

主要な所属学会

日本語学会、日本語文法学会、近代語学会、表現学会、東京大学国語国文学会、全国大学国語国文学会

社会的貢献

  • 日本文法学会大会委員(2013年~現在)
  • 全国大学国語国文学会『文学・語学』編集委員(2014年~現在)
  • 日本語学会庶務委員(2010年~2012年)
  • 日本語学会庶務委員(1997年~2003年)
  • 東京大学国語国文学会評議員
  • 東京書籍 中学国語教科書 言語教材会議への参加(2002年)

主要な研究業績

論文

  • 「近世江戸語のハズダに関する一考察-現代語との対照から-」青木博史・高山善行・小柳智一編『日本語文法史研究 2』、ひつじ書房、173-193頁、2014年
  • 「モダリティに関する覚え書き」『語文論叢』(千葉大学文学部日本文化学会)28号、75-96頁、2013年
  • 「否定と共起する「必ず」について―近世後期江戸語を中心に―」『人文研究』(千葉大学)40号、左1-16頁、2011年)
  • 「現代語からみた江戸語・江戸語からみた現代語―ヨウダの対照を中心に」(金澤裕之、矢島正浩編『近世語研究のパースペクティブ―言語文化をどう捉えるか』、笠間書院、34-55頁、2011年)
  • 「江戸語の推定表現」(青木博史編『日本語文法の歴史と変化』、くろしお出版、195-213頁、2011年)
  • 「雑誌『太陽』における時の助動詞覚書―文体と時の助動詞使用のダイナミズム―」(森雄一ほか編『ことばのダイナミズム』、くろしお出版、353-368頁、2008年)
  • 「江戸語の文法―江戸時代後期における―」(『日本語学』25巻5号(四月臨時増刊号 新・古文読解)、178-188頁、2006年)
  • 「近世江戸語におけるラシイについて」(『近代語研究 第十二集』、武蔵野書院、257-274頁、2004年)
  • 「ハズガナイとハズデハナイについて」(『中央学院大学 人間・自然論叢』20号、31-48頁、2004年)
  • 「ハズダとニチガイナイについて―両者の置き換えの可否を中心に―」(『日本語科学』13号 国立国語研究所・国書刊行会、109-122頁、2003年)
  • 「江戸語におけるソウダとヨウダ―推定表現の場合を中心に―」(『国語と国文学』79巻10号、58-72頁、2002年)
  • 「江戸語における終止形承接のソウダについて」(『国語と国文学』77巻9号、43-55頁、2000年)

口頭発表等

  • “Design and Compilation of the Sharebon Corpus”(小木曽智信との共同発表)(EAJS 14th INTERNATIONAL CONFERENCE, リュブリャナ大学(スロベニア)、2014年8月)
  • 「デハナイ、デナイ、ジャナイ-近世における否定表現一斑-」(村上謙との共同発表)(NINJAL「通時コーパス」プロジェクト・Oxford VSARPJプロジェクト合同シンポジウム「通時コーパスと日本語史研究」、国立国語研究所、2012年7月)
  • 「モダリティ形式の対照」(日本語学会2010年度春季大会シンポジウム「外から/外への近世語研究」、日本女子大学、2010年5月)
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