教員要覧

柴佳世乃

柴佳世乃 (シバカヨノ)

  • 日本・ユーラシア文化コース
  • 日本言語文化論専修
  • shib@chiba-u.jp
  • 電話番号: 非公開

略歴

1998年3月 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程(比較文化学専攻)単位取得退学
2001年6月 博士(人文科学) お茶の水女子大学

研究内容

中世文学専攻。宗教と文芸が分かちがたく結びついていた、中世の文学世界を解明することを目指しています。説話・伝承研究を主軸とし、中世の知識人たちの交流とその所産である文学作品や仏教典籍類が研究の主たる対象です。作品にあらわれる表現や事象の検討に加え、歴史学・宗教学・音楽学などの周辺領域への目配りによって、そのテキストを中世の文化のなかに位置づけることを目標としています。特に、院政期から鎌倉にかけて、法華経読誦が芸道化していく様相―「読経道」の研究が、大きな柱です。

千葉大HPに、詳しい研究内容が載っています。

http://www.chiba-u.ac.jp/research/laboratory/lab-02.html

担当授業

講義科目では「日本文学史」「日本文学基礎講読」「中世文学論」「中世文化論」、演習科目では「中世文学論演習」「中世文化論演習」などを開講して、中世文学を中心とした古典文学について考察しています。また、コースで開設している入門科目、全学の学生を対象とした普遍教育(一般教育)でも授業を担当しています。

普遍教育「伝統文化をつくる」では、プロの狂言師とともに千葉にまつわる伝承を創作狂言として制作し、公演を行っています(「見る、知る、伝える千葉~創作狂言~」プロジェクト)。

様々な古典作品の中にあらわれる多様な人間像を、身近に感じられるような授業を心がけています。じっくり丹念に読み解くことを基盤に、古典の面白さ、今と変わらぬ人間の営みの奥深さに触れることを目指します。また、資料の調べ方や研究の方法についても、大いに力を磨きます。

主要な所属学会

中世文学会、説話文学会、仏教文学会、和歌文学会

主要な研究業績

著書

  • 開宗九百年・大通上人三百回御遠忌奉修記念論文集『融通念佛宗における信仰と教義の邂逅』(共著、法蔵館、2015)
  • 『中世人の軌跡を歩く』(共著、高志書院、2014)
  • 『論集 文学と音楽史―詩歌管弦の世界―』(共著、和泉書院、2013)
  • 『無住―研究と資料』(共著、あるむ、2011)
  • 『看聞日記と中世文化』(共著、森話社、2009)
  • 『読経道の研究』(単著、風間書房、2004)
  • 『歌われた風景』(共著、笠間書院、2000)

論文

  • 「法華経と読経道―芸道としての法華経読誦―」(アジア遊学『日本化する法華経』、勉誠出版、2016)
  • 「唱導書に見る音楽・音曲―能読と能説の交差・連動―」(『藝能史研究』214号、2016)
  • 「慶政と延朗―『尊師講式』をめぐって―」(『国語と国文学』92巻5号、2015)
  • 「読経道と読経音曲―読経音曲の復元に向けて」(『歌と語りの言葉とふしの研究』京都市立芸術大学 日本伝統音楽 研究センター、 2012)
  • 「弥勒寺蔵『読経口伝明鏡集』『法華経声事』解題と翻刻―書写山伝来と円空書写をめぐって―」(千葉大学『人文研究』41、2012)
  • 「慶政『金堂本仏修治記』を読む―慶政と園城寺、九条家―」(共著、千葉大学『人文研究』38、2009)
  • 「読経道の相応和尚説話」(『アジア遊学』79、2005)
  • 「遊女・白拍子―その音声と性愛、王権」『国文学解釈と鑑賞』70巻3号、2005)
  • 「西来寺蔵 義源撰『法華読音』解題と翻刻」(千葉大学『人文研究』33、2004)
  • 「音声のルネサンス─読経道にみる中世文化─」(隔月刊『文学』5巻2号、2004)
  • 「和歌の声と読経の声」(隔月刊『文学』3巻2号、2002)
  • 「堀河院を追慕する人々―金沢文庫蔵『堀川院御事』と『発心集』―」(『金沢文庫研究』306、2001)
  • 「小式部内侍の説話―『今物語』第二六話をよむ―」(『お茶の水女子大学人間文化研究年報』20、1997 )
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